定期的管理の重要性

歯周病予防のためには定期的なお口元の管理をして常に健康を保つことが必要です。

歯周病を抑制するために当歯科医院における基本方針

一昔前では患者様に対して、『磨き方が悪い!』と言って何回もブラッシング指導のみを行っていました。ブラッシングに問題ある患者様もいますが、当歯科医院では生活習慣病から引き起る歯周病に着目し、定期的な口腔管理をして頂く中で、その方にあったサポ-トを心がけたいと考えています。      


その1-現状を知ること

まずは口腔内検査(ポケット測定)をします。見た目は一見、正常に近い人でも歯周病が進行している場合があります。そのために定期的に下記のようなレントゲンを撮って口腔内検査とつき合わせて現状を把握します。

レントゲン

その2-ブラッシングの確認

ブラッシングは基本中の基本ですが、ほとんどの方が自己流になってしまっています。
特に状態の悪化している部位に対するアプロ-チの仕方をお教えします。

ブラッシング写真

 

歯の周りについた歯石を取り除きましょう。その歯石は歯周病菌の集合体と考えて間違いないと思います。定期的にとらないと、歯周病は進行してしまいます。ご注意ください。


その3-大切な唾液が分泌されているか調べましょう

唾液の持つ働きは絶大なものです。いくらブラッシングができていて、定期的に歯石除去をしても唾液量が一定量以上なければお口が乾き、歯周病菌やむし歯菌の活動させてしまいます。唾液量の測定は一定期間に必ず行い、チェックするべきと考えています。唾液量の極端に少ない場合や不安な方や、どうしてもむし歯・歯周病の進行が収まらない方は下記のような唾液検査機器等による検査(保険外1,000円)もお手軽にできます。

唾液検査機器

ア-クレイ Sill-Ha 唾液検査機器で分かる事は次の通りです。

1.お口の状態について
2.唾液の性状
2.虫歯になりやすいか
3.歯周病の状況について
4.口臭の程度

これらをすべて数値化して判定します。定期的に測定をしていけば健康の維持ができているかどうかわかります。